2025年3月よりKindle出版本もAmazon adsの対象になったのはご存じですか?
時間と労力をかけて書いた本が読者の目に留まらないのは、本当に苦しいものですよね。
- せっかくKindleで本を出版したのに、まったく売れない…
- Kindle本の売上げを増やす広告のやりかたが、わからない…

でも、諦めるのはまだ早いかもしれません。Kindle出版本もAmazon adsの対象になったため、巻き返しの可能性があります。
- Kindle広告(Amazon ads)の仕組みと種類がわかります
- 明日から即実践できる広告設定の手順が手に入ります
- ムダな出費を抑えながら利益を最大化する手法がわかりますよ
Kindle広告を理解し、適切に活用できるかどうかが、あなたの出版収益を左右しますよ。



今こそ、新しい広告戦略を学ぶ絶好のタイミングです。
この記事を書いた人(▲で閉じる)
はじめまして。ラジ男です。→詳しいプロフィールはこちらより


- 2023年10月 早期退職し、フリーランスへ転身
- 株式投資運用歴:25年以上、個別株式投資を経てインデックス投資に切り替え
- 夫婦で「つみたてNISA」に2,000万円以上投資継続中
- お宝個人年金+高配当株式+フリーランス収益で投資リスクを分散
- 2024年7月 Kindle本出版でベストセラー獲得:FIRE 58歳 早期退職した会社員が月6桁稼ぐまで挑戦した話
Amazon Adsとは


Amazon Adsは、Amazonが提供する広告サービスで、Amazonプラットフォーム上で商品やブランドを宣伝するためのツールです。
出品者やブランドが自社の商品をより多くのユーザーに見てもらうために活用されます。
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主な広告タイプは3つ
利用可能な広告タイプは下記の3つです。
- スポンサープロダクト広告:検索結果や商品詳細ページに表示される商品広告
- スポンサーブランド広告:ブランドや複数商品の認知度向上を目的した広告
- スポンサーディスプレイ広告:Amazon内外のさまざまな場所に表示されるディスプレイ広告



Amazonでの売上げ向上を目指すなら、Amazon Adsの活用は必須と言えますね。
Amazon Adsの特徴
Amazon Adsは効果的なeコマース広告プラットフォームとして多くの企業に利用されています。
Amazon Adsの特徴は下記の通りです。
- クリック課金制:多くの広告タイプでクリックされた時のみ課金される
- 高精度なターゲティング:Amazonの膨大な購買データを活用
- 購買意欲の高いユーザーへのアプローチ:商品を探している消費者に直接アピール可能
- 多様な広告チャネル:Amazon内の検索結果など幅広い配信



とくに購買意欲の高いユーザーへのアプローチされる点が魅力ですね。
Amazon Adsを利用する利点
Amazon Adsを利用する利点は5つあります。
- 1.高い購買意欲を持つユーザーへのアプローチ
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- Amazonを訪れるユーザーの多くは購入目的で検索しているため、購買意欲が高い
- 目的買いユーザーが多いため、他の広告媒体と比べて費用対効果が高い
- 検索から購入までの距離が短く、スムーズに購買につながりやすい
- 2.精密なターゲティング
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- Amazonの膨大な顧客データを活用した細かいターゲティングが可能
- ユーザーの購買履歴や興味関心に基づいて広告を配信できる
- 初めての顧客でも、Amazonの蓄積データから好みを予測して広告配信が可能
- 3.多様な広告チャネル
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- Amazon内の検索結果や商品ページだけでなく、Prime Video Live SportsやTwitchなど幅広い配信面がある
- さまざまなチャネルを通じて、認知獲得から購買までの幅広いマーケティング目標に対応できる
- 4.売れるサイクルの創出
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- 広告出稿により商品の露出が増え、詳細ページへの訪問や購入、レビュー数が増加
- それによってAmazon内での検索順位が上がり、自然検索からの流入も増える
- このサイクルにより、継続的な売上げ向上が期待できる
- 5.その他の利点
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- クリック課金制のため、無駄な広告費用を抑えられる
- 競合他社の商品ページにも広告を掲載でき、比較検討中のユーザーにアプローチできる
- 新規出店でも短期間で実績の積み上げが可能



これらの利点により、Amazon Adsは多くの広告主にとって効果的なマーケティングツールとなっていますね。
Amazon KDP広告を実際にやってみた内容


これまでKindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)利用者は広告を出せませんでした。
ようやく2025年3月より、KDP登録者も広告が利用できるようになりました。
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広告を出してみた書籍紹介
実際に広告を出してみた書籍(拙著)は下記のKindle本です。


- Kindle販売価格:498円、Kindle Unlimited利用可
- ペーパーバック(紙の本)も準備
- 2024年7月に出版
- ベストセラー3冠獲得!


KDP登録者が利用可能な広告
Amazon Adsは4つの広告タイプがありますが、KDP登録者が利用可能な広告は下記の2つです。
ただし、スポンサーブランド広告のキャンペーンを開始するには、著者セントラルで登録した同一のペンネームで出版された本が3冊以上必要です。
- スポンサープロダクト広告
- スポンサーブランド広告
スポンサーブランド広告は画像や動画を使い、本の魅力を視覚的に伝えられます。Amazon の AI 画像生成機能を使って、本のテーマに合わせたオリジナル画像が作成できます。



なおAI 画像の生成は、追加料金なしで利用可能ですよ。
料金体系
Amazon AdsにおけるKindle出版の広告料金は、クリック型のみです。
- ストア利用者を商品ページに誘導し、数クリックで購入できるため、Kindle本の売上げを促進できます。
- 広告はクリックされた時のみ発生するため、興味を持った購入者へ効率的にアプローチできます。



また、ダッシュボードで広告のパフォーマンス指標を確認できるので、最適化できますよ。
入札額(1クリック辺り)
入札額は1クリック辺りに支払う広告費です。まずはスポンサープロダクト広告から始めてみます。
わたしの場合、5円~38円まで推奨入札額ですが、7円/クリックからスタートしてみました。





ダッシュボードで広告費と売上高の推移を見ながら、調整予定です。
1日当たりの広告予算
1日当たりの予算は、1日辺りに掛ける広告費の最大値です。
万が一、一冊も本が売れなくても最小に抑えられますね





1日当たりの広告予算は、最大100円/日(14回/日)で開始してみましたよ。
ターゲッティングの設定
ターゲッティングの設定は「オート」と「マニュアル」の2種類がありますが、「オート」から試してみます。


オートターゲティングキーワードや類似商品に対して広告が自動配信される仕組みです。



オートターゲッティングで幅広く配信してみて、効果があればマニュアルで配信する予定です。
広告費の支払い
広告費の支払いは、登録したクレジットカードから差し引かれます。
詳細内容は登録したメールアドレスに届いた請求書で確認できます。





煩雑な取引きがないため、安心して広告が利用できますね。
Amazon Advertisingの始め方


KDP登録者のAmazon Advertisingの始め方を解説しますね。
必要事項を入力する
入力が必要な項目はいくつかありますが、とくに重要点は下記の5点です。
- ターゲッティング:オートターゲッティング
- 入札価格:オートターゲッティングの入札額(推奨入札額の範囲以内がベスト)
- キャンペーンの入札戦略:動的な入札ーダウンのみ(一旦、広告費を抑える)
- 入札調整額:0%(一旦、広告費を抑える)
- キャンペーン開始期間と1日の予算額:リスクが取れる期間と金額を入力



最初からアグレッシブな戦略を取っても構いません。
入力が完了後にAmazonの審査が開始される
審査手続きは、通常24時間以内に完了。最長で3営業日かかる場合もある
広告審査完了
広告審査が完了すると、登録したメールアドレスにメールが届きます。



広告審査が完了されたら、ダッシュボードで各種指標を観察し、それぞれの項目を最適化していきましょう!
Kindle本の売上げを向上させる広告の戦略


今後、Kindle本の売上げを向上させる広告の戦略について解説します。



すべてAmazon Adsのダッシュボードからデータが取得できるので、いろいろ試せますよ。
他の広告形式への拡大
- スポンサーブランド広告を活用してブランド認知を広げる
- 複数の本を出版し、売上げをさらに拡大させる



さまざまな設定が準備されており、手順に従い効果を試していく予定です。
Kindle広告が向いている人・向いていない人


Kindle出版広告が向いている人・向いていない人の特徴を解説しますね。



それぞれの特徴を見ていきましょう!
向いている人
Kindle出版広告が向いている人の特徴は下記3点です。
- Kindle出版後に本が一冊も読まれず、苦渋を舐めている人
- Kindle本の売上げを増やしたい人
- これからKindle出版を考えている人
Kindle副業はリスクも小さく、定期的な収益を生むストック収入の一つです。





わたしも広告戦略に身につけ、複数の本を出版していこうと考えています。
向いていない人
Kindle出版広告が向いていない人の特徴は下記3点です。
- すでにAmazonベストセラー・ランキングで上位につけている人
- SNSやブログなどの積極的な宣伝活動ができる人
- 出版後のプロモーションに消極的な人



これまでSNSやブログなどで積極的な宣伝活動ができなかった人は、広告で巻き返しを図るチャンスですね。
実際にやってみた広告の成功事例は?


実際にやってみた広告の成果は、始めたばかりなので紹介できる段階にありません。
詳細および成功事例は、わたしのnoteで詳しく解説予定です。


Kindle出版の広告(Amazon ads)のまとめ
Amazon Ads(スポンサー広告)は3つありますが、KDP登録が利用できるのは、スポンサープロダクト広告とスポンサーブランド広告の2種類です。
とくに着目すべき点は下記の3点です。
- 購買意欲を持つユーザーへアプローチできる
- クリック課金制のため、無駄な広告費用を抑えられる
- 販売数の増加によりAmazon内での検索順位が上がり、自然検索からの流入も増える



これまで有効とされるKindle SEOで十分に効果を実感できなかった人でも、新たなSEO対策となる可能性がありますね。